GENTOSのVA-01D/閃SG-355B併用レビュー(自転車・トレラン)

トレラン夜間走行とロードバイクのフロントライト補助を目的として、ジェントスのヘッドライトAUVA VA-01Dを買ってみた。

既存のハンドライト閃SG-355Bとセットで使用。さらに閃は予備でもう一本買い足した。

自転車に乗って比較すると、ヘッドライトは進行方向を確認するための補助的役割。路面をしっかり照らすには、フロントライトが欠かせないとわかった。トレランの場合は、ヘッドライトの方が足元を常に照らしてくれるので便利。ハンドライトも併用すると安心感が増し、頭を動かす負担も減った。

ただしVA-01Dの電源は単4電池2本のため、最も明るいブーストモードで2時間しか持たない。ハセツネのようなレースで長時間行動する場合は、替えのバッテリーを大量に持ち歩く必要がある。小型・軽量で頭や首が疲れない代わりに、電池の持ちが悪いのは注意が必要だ。

ロードバイクでの比較

奥多摩の夜道で自転車に乗りながらVA-01Dを試してみた。集落以外に街灯のない山道なので、フロントライトは不可欠。バイクのハンドルには同じくGENTOSの閃SG-355Bを装着している。こちらは100ルーメンでVA-01DのHighモードと同じ明るさ。

ヘッドライトは自転車ヘルメットの下側、眉毛の上あたりに装着すると干渉することはなかった。ゴム製のヘッドバンドの部分が汗止めも兼ねられる(使用後の洗濯は必須。ライト本体はベルトから外れる)。

VA-01Dはライトの傾斜角を変えることで、路面を照らすか道路前方に向けるか調整できる。ワイドな楕円形照射のためか、200ルーメンのBoostモードでもハンドライトより暗く感じた。ハンドル上のライトに比べると、頭部から路面までの距離が遠いというデメリットもある。

GENTOS AUVA VA-01Dレビュー

ハンドライトのみ

ヘッドライトだけ点けると、前方を向いたときに手前が真っ暗になってしまうので、路面の凹凸や異物を確認できなくなる。自転車の場合はフロントライトが必須といえる。

GENTOS AUVA VA-01Dレビュー

ヘッドライトのみ
(Boostモード200lm)

ヘッドライトで前方を照らしても、ワイドな200ルーメンでは弱すぎてほとんど役に立たない。ただしガードレールに設置してあるリフレクターは頼りない光量でもよく反射する。

GENTOS AUVA VA-01Dレビュー

ヘッドライトとハンドライト併用

ハンドル上のフロントライトとヘッドライトを組み合わせると、カーブを予測できて安心感が増した。

トレランでの比較

次に、陣馬山~高尾山の夜間走行でヘッドライトをテストしてみた。

GENTOS AUVA VA-01Dレビュー

ハンドライトのみ

トレランで使う場合は、自転車に乗った状態よりヘッドライトと地面の距離が近い。移動速度も遅いため、ヘッドライトだけでも十分走れそうに感じた。ハンドライトも併用すると照射範囲が広がって安心感は高まる。

GENTOS AUVA VA-01Dレビュー

ヘッドライトとハンドライト併用

夕暮れのまだ明るい時間帯なら、100ルーメンのHighモードでも間に合う。

GENTOS AUVA VA-01Dレビュー

ヘッドライトのみ(Highモード100lm)

真夜中は200ルーメンのBoostモードでないと厳しい。

GENTOS AUVA VA-01Dレビュー

ヘッドライトのみ(Boostモード200lm)

使用感の違い

ヘッドライトは常に足元を照らしてくれるので便利だが、進行方向や道標を確認したいときは、いちいちそちらに頭を向ける必要がある。その点では、手首の動きで向きを変えられるハンドライトの方が便利に感じた。

SG-355B

またハンドライトは常に揺れるので、影が動いて路上の凹凸をつかみやすい。逆にヘッドライトは照射角度が一定で視界がのっぺりして見えるため、障害物の立体形状がわかりにくい。木の根に気づかずつまずいてしまうこともある。

GENTOS AUVA VA-01D

トレランの場合はヘッドライトがメインでハンドライトは補助。バッテリーに余裕があれば兼用するのがよさそうに感じた。万が一の故障や電池切れにそなえて、ライトを2つ携帯するのはマストといえる。

また、VA-01Dのチルト角は片手で簡単に調整できる。下りは1段下げ、上りは1段上げると、足元のちょうどよい位置を照らせるようになる。バイクのギアのように斜度に応じてこまめにチルト角を調整すると、不自然に頭を傾けて地面を照らす必要がなくなる。

バッテリーの持ち時間

ヘッドライトのVA-01Dは単4電池2本で動く。200ルーメンのブーストモードで前回にすると、2時間で電池が切れた。

一方、ハンドライトのSG-355Bは単4電池3本使用。常時点灯(100ルーメン)で6時間は持つ。計算すると、バッテリーの持ち時間は容量と光束数に素直に比例しているようだ。

仮にハセツネで夜間10時間ライトを使用するとなると、VA-01Dは最低5回、SG-355Bも1回電池交換が必要になる。交換に必要な電池の本数は13本。

どちらも同じ規格の電池を兼用でき、単4サイズなのでそれほどかさ張らないのはメリットだ。USB充電式のライトの場合、充電中はモバイルバッテリーとケーブルでつなぐ必要が出てくる。

予備バッテリーの重さと充電の手間を考えると、単4電池を大量に用意して使いまわした方が楽だ。特に夜間、登山道でのバッテリー交換を想定すると、オペレーションはシンプルな方がよい。

ハンドライトを追加購入

さらにライト自体の故障にそなえて、本体の替えも用意しておいた方が安全といえる。自転車のハンドルにダブルで差す使い方を想定して、汎用性の高い閃SG-355Bをもう1本買い足した。

付属のパイプホルダーを下向きに取り付け、エアロバー両端の空きスペースにセット。同一製品なので見た目もすっきりして、左右で照射量のかたよりもない。

ロードバイクに閃SG-355Bを2本装着

写真で比較するとあまり変わらないが、2本同時に点灯すると路面の明るさはかなりアップする。

閃SG-355Bの比較

1本のみ

似たような位置に取り付けているので、照射範囲自体はそれほど変わらない。

閃SG-355Bの比較

2本使用

同じ機種でそろえればバッテリーを共用できるが、GENTOSの閃なら単4電池なので出先のコンビニでも容易に手に入る。ヘッドライトも含めて、ライトの電源は市販の乾電池・同一規格でそろえると便利だ。