ハセツネ参加レポート:受付~保険チェック~荷物預け~開会式

2016年第24回日本山岳耐久レース、ハセツネCUP本番のレポート。奥多摩の山奥71.5kmの行程を、24時間の制限時間以内にライトを照らしながら夜中に走る過酷な競技だ。

東京都内から気軽にアクセスできて、募集人数も少ないため毎年のエントリーは高倍率。RUNNETの申し込みサイトを研究して、先着順の0次関門は無事クリアできた。

試走して念入りに対策したおかげか、本番は13時間を切るタイムで無事完走。レースの進行に沿って体験記をまとめてみたい。

目次

  1. 受付~保険チェック~荷物預け~開会式
  2. 入山峠~醍醐丸~浅間峠~三頭山~月夜見山
  3. 御前山~大岳山~御岳山~日の出山~金毘羅山

森なめたら死にますよあなた

トレランの一種とはいえ、ハセツネはあくまで「山岳耐久レース」。重荷を担いで登るボッカ競走まではいかないが、ほとんど補給がない状態で山の中を走り続けるハードなレースだ。

ハセツネ参加者の様子

普通のマラソン大会のイメージで参加すると、エイドステーションが驚くほど少なくて驚く。基本的に水も食料も自分で背負って走る。過去に滑落事故で死者も出ており、準備が不十分だと生命の危険がある。

2回に分けて事前にコースを試走し、必要な水や食料の量、ライトの使い方や電池交換のペースもチェックしておいた。さらに眠気対策のため、生活を夜型に慣らして本番に臨んだ。

レース前にもらえる謎の白米

11:32拝島発~11:49武蔵五日市駅着の電車に乗ったが、マラソン大会のように会場行きの電車は満員ということはなかった。参加定員が2,500人と少なめだからかもしれない。それでも山道のシングルトラックを走るには多すぎる人数だ。

ハセツネ会場の様子

駅から会場の五日市中学校までは徒歩10分。隣の五日市会館前に受付があり、事前に郵送で受け取った封筒記載のナンバーでゼッケンと粗品を受け取る。

ハセツネ参加でもらえる粗品の米

厚手のバッグに、なぜか福島の米が1kg入っている。途中で食べられるものでもなく、重いので担いで走りたくはない。荷物の置き場に困ったが、まわりの様子を見てレース中は中学校の軒先に吊るしておいた。

保険チェック、更衣室、出店状況

受付時に保険加入のチェックがある。事前に契約しておいたモンベルの野外活動保険、加入内容のプリントアウトを提示したら問題なくパスできた。万が一未加入だと、その場でjROに加入させられるようだ。うっかり手続きを忘れていても、当日加入できるので失格にはならない。

中学校の体育館は男子更衣室になっていたが、12:20頃にはすでに満員になっていた。一応、警備のスタッフが見張っているので、荷物は体育館の中に入れておいた方が安心だ。

ハセツネの体育館更衣室

施設内には出店ブースが充実していた。PowerGel、Shotz、Stinger、ClifBarなど定番の補給食も揃っていて、準備が不安ならその場で買い足せる。

ハセツネの出店ブース

On Runningのシューズなど、めずらしい製品も展示されている。特に無料のテーピングコーナーは大人気だった。

目標タイム順に整列

中学校の校庭では目標タイム別に整列が始まっていた。自己申告制で、1時間ごとに区切られた10~16時間の好きなグループに並ぶルール。

目標タイム別に整列

「渋滞の原因になるので、正直に自分のタイムの列に並んで」とアナウンスされていたが、どう見ても最短10~12時間台の人数が多すぎる。序盤の渋滞を避け少しでもタイムを縮めるため、みな速い方の集団に加わりたいのだろう。

一方でのんびり走る予定の人が、目標16時間の最後尾に集中していた。積極派と消極派で、ランナーの二極化が見られた。

参加者の装備を観察

開会式では市長や関係者の挨拶、前年度のトロフィー返還のあと、全員で準備体操する流れだった。まわりのランナーの装備を観察すると小さいバッグの人が多く、みな軽装に見えた。

中には自転車用のジャージを着て、背中のポケットに物を入れている人もいた。ちょっとしたウエストポーチくらいの容量があり、走行中のフィット感も抜群でよいアイデアだ。

ハセツネ開会式の様子

足元を見ると、例によってサンダル履きの人がいた。ロードはともかく、山道でも走れるのだろうか。がれきにつま先をぶつけてケガをしそうだ。

ハセツネで見かけたサンダルランナー

さすがに真似できないと思ったら、レース中に裸足で走っている人も見かけた。上には上がいるものだ。