ハセツネ参加レポート2、入山峠~醍醐丸~浅間峠~三頭山~月夜見山

目次

  1. 受付~保険チェック~荷物預け~開会式
  2. 入山峠~醍醐丸~浅間峠~三頭山~月夜見山
  3. 御前山~大岳山~御岳山~日の出山~金毘羅山

ハセツネ恒例の大渋滞

13時にスタートして秋川を渡るまではジョギングペース。橋を渡って最初の急坂も、みな走っていた。広徳寺の前で鋭角ターンしたところから道が細くなり、長い渋滞が始まった。

どうやらその先の分岐で、右手の坂を登るところがボトルネックになっているようだ。開会式で「スズメバチ対策でルート変更した」と言われていた個所がここらしい。

ハセツネ序盤の渋滞状況

15分くらいかかってぬかるむ坂を超えた先も、シングルトラックで足踏み状態が長く続いた。少し下って新多摩変電所に出るとやっと集団がばらけ、今熊神社まではロード区間になる。微妙な登り坂で体力を削られるが、ここはみな走ってパスするようだ。

今熊神社までの舗装区間

今熊神社奥宮までのきつい登りも混んでいたが、もともとスローペースでしか登れない坂なので問題はない。人は多いが少しずつ前には進む。今熊神社から先、浅間峠まではまったくトイレがないので、山頂でしっかり済ませておきたい。

今熊神社から入山峠までも基本的に渋滞気味。後から振り返ると、序盤だけでなくコース中の上り坂はすべて行列ができていた。登りは追い抜くのが大変で、無理に迂回してもまわりに迷惑がかかる。前の方で詰まると、道を譲ってくれない限りはその場で足踏みするしかない。

上り坂の大行列

先日参加した北丹沢12時間山岳耐久レース(キタタン)でも感じたが、トレランの上りは我慢比べ。平地と下りのスピードで勝負するスポーツらしい。さいわい三頭山から先はだいたい同じペースの人が固まってきて、それほどストレスなく走れた。

入山峠~市道山分岐~醍醐丸

スタートから1時間25分後、入山峠の階段で30人くらい並ぶ。その先の市道山分岐まで小さいピークが連続するが、常に蟻のような大行列だった。

平地と下りはみな飛ばすので、集団のペースを乱さないようついていくのに必死だ。練習だと歩いてしまいそうな微妙な上り坂も、レース本番ではみな走る。渋滞は長かったが、結果的に予定より早いタイムで醍醐丸を通過できた。

醍醐丸付近の様子

5日前の試走で見つけたシロオニタケが成長して傘が開いていた。道端でかなり目立つのだが、毒キノコなので放置されているらしい。

成長したシロオニタケ

連行峰のジグザグ道も淡々と登る。徐々に道端で休んで集団から脱落する人が増えてきた。中には座り込んでつらそうな人もいる。

三国山からは富士山こそ見えなかったが、夕日を拝むことができた。まだ明るいうちにできるだけ距離を稼いでおきたい。

第一関門でライトを準備

その後、熊倉山からゆるく下って17:28に第一関門の浅間峠に到着。かなり暗くなってきたが、ここまではライトなしで到達できた。

ハセツネ第一関門、浅間峠の様子

今熊山からずっと我慢していたトイレを済まし、ヘッドライトとハンドライトを準備。市道山分岐のあたりから出てきた霧で、ライトの視界が妨げられるとわかった。

ここからトレッキングポールが使用OKとなる。ポールを組み立てたり夜間装備を整える人がたくさんいた。それほど広い峠でないので、ベンチが空いた隙にバッグを下ろして休憩させてもらった。

中にはリタイアする人もいて、何人かグループになって上川乗のバス停方向に下って行った。途中棄権といっても浅間峠からバス停までは公認マップで50分。第二関門や第三関門なら車に乗って道路を下れるが、ハセツネではリタイアするのも容易でない。

浅間峠~槙寄山~笹尾根~三頭山

第一関門の浅間峠から槙寄山までは、これといった特徴もない登山道。暗闇では多少ペースを落としてでも、集団に加わった方が安心感がある。

先日の試走ではよくわからなかったが、巻き道に迂回して丸山には登らなくてよいとわかった。笹尾根はなだらかな起伏が続き、がんばれば歩かずに走り通せる。険しい登りがない分、渋滞も発生せず快適に走れた。

平地ではペースに合わせて自然と集団がばらけていくようだ。速い人は後ろから声をかけて抜いて行き、遅い人は脇に立ち止まって道を譲る。そうして徐々に同じ速度の人たちが固まってくる感じになった。

ハセツネの夜間走行

西原峠から三頭山まで、本レース最大400mの登りがある。その後の小河内峠から御前山までも同じくらいの標高差。それでもキタタンの最難関、袖平山~姫次800mの急登に比べれば全然ましだ。下りに比べれば上りは心拍が上がるが、足の負担は少なくて済む。

夜間の岩場

浅間峠から先、8割くらいの人がトレランポールを使って走っていた。ハセツネはキタタンやUTMF/STYのようにストックの使用は禁止されていない。

避難小屋まで少し下って階段を登り返し、三頭山の山頂に到着。ここがハセツネの中間地点で最高標高1,527m。ただしここからしばらく下って御前山にまた登るので、この先ずっと下りというわけではない。

三頭山から鞘口峠までのダウンヒル、前日の雨でぬかるんでいるので滑らないよう慎重に足を運ぶ。霧が濃くなり雨も降っているようだが、コースは木立に囲まれているので雨具を出すほどではなかった。標高が上がり、夜20時を回って気温もだいぶ下がっている。

砥山まで少し登り返してから風張峠に向かって下り、奥多摩周遊道路に出る。ガードレールの外を走ってまたトレイルに戻り、月夜見山に登頂。このあたりのコースはわかりにくく、先日の試走ではそのまま道路を走って関門の駐車場に向かってしまった。

第二関門で水分補給

第二関門の月夜見第二駐車場に到着。ここで初めて水の補給を受けられる。三頭山からはボトルの水が空になっていたが、バッグからハイドレーションパックを降ろすのが面倒なので我慢して走ってきた。

給水所では水かポカリを選択できて、両方ミックスすることも可能。公式ルールにもある通り、ここでの給水量は1.5リットルと厳密に決められている。ゼッケン番号の照合まではなかったが、スタッフがきっちり500mlずつ測って渡してくれる。

第二関門、月夜見第二駐車場の給水所

喉が渇いていたので、まず500mlのボトルにポカリを注いでもらって一気飲み。次にボトル2本にそれぞれ水とポカリを入れてもらい、1.5リットルのチャージを完了した。

バッグの中にはまだ1リットルの水が残っているので、ここでポカリ500mlは消費してしまうことにした。残り2リットルでゴールまで持たせる計算だ。甘いスポーツドリンクだけだとすぐ飲み干してしまうので、水も混ぜてもらって正解だった。

月夜見第二駐車場の休憩スペース

駐車場にはブルーシートが広げられ、休憩したり荷物を整理することができる。駐車場は広いため、第一関門・浅間峠ほどの混雑ではない。

ここで持参したおにぎりを補給。そこそこ疲れてきたが胃の調子はよく、まだ固形物も食べられる。後半戦にそなえて、消化できるうちにしっかりカロリーを摂取しておきたい。