徳之島トライアスロン:レース本番の感想とパーティーの様子

徳之島トライアスロンの本番レポート。今年は台風の影響でラン・バイク・ランのデュアスロンになり、さらにバイクパートも距離が半分以下に短縮された。しかし当日は風が強い程度で、炎天下の厳しいレースになった。

第1ランはクロスカントリー

本大会はミドルディスタンスなので、スタート時間は朝8時とそれほど早くない。しかし亀徳港からの送迎バスは5時台に出る。レースまで時間があるので、バスの中で食事してなるべく栄養を蓄えておいた。

徳之島トライアスロンの送迎バス

海洋センターの体育館で昨日預けたバイクをピックアップし、5kmほど自走してスタート地点のヨナマビーチに向かう。バイクラックには、各自のナンバーがついた荷物用のケースも置かれている。風が強いとタオルや道具が飛んで行ったりするので、これはありがたい。

徳之島トライアスロンのトランジションエリア

台風上陸、嵐の前の静けさか、波は案外穏やかだった。この調子ならスイムをやってもよかったのではないかと思う。実際は昨日の通達どおり、デュアスロン方式になった。

ヨナマビーチ

第一ランは、ビーチから尚子ロードを走って、天城クロスカントリーパークという公園を2周回して帰ってくる。距離は合計5.48km。

クロスカントリーパークは山の中に設けられた遊歩道で、起伏もありトレランレースのようになった。さいわいまだ雨は降らなかったので、路面がぬかるむこともなく快適に走れた。レース序盤で距離も短いせいか、選手全体のペースが早かった。

バイクパートは強風

バイクパートはビーチから出発して島の北側を時計回りに走る。結局こちらも37kmと半分以下に短縮され、亀徳港までいかないところで折り返しになった。

空は晴れているが風は強い。ディープリムやディスクホイールは横風にあおられて危ないと思うが、対策済みなのか派手に吹っ飛んでいる人は見かけなかった。

島の外周は砂浜より崖のような地形が多く、アップダウンもそこそこあった。風向きによって走行ペースも大きく変わる。追い風・下り坂で50km/h以上出るときもあった。そこまで来るとトップギアでも足りずに加速できないのが残念だ。

下ろしたての後輪タイヤ、レバンタールの調子がよかったのか、バイクパートでは一人も抜かれず7人は抜いた。後ほどリザルトを見ると、ラン2回よりバイクが一番順位もよかったようだ。

第2ランは灼熱のサトウキビ畑

外周道路を折り返して海洋センターに戻り、バイクを置いたら2回目のランスタート。最後は予定通りミドルの20km走ることができた。

事前配布の資料にランコースの記載がなかったせいか、どこを走っているのかわからない。伊仙天城線という島のメイン道路に合流し、内陸部を南に下ったように思う。ランコースも起伏が多く、風も強いので無理せずペースを落として走った。

天城町のどこかで折り返して集落を抜け、サトウキビ畑の中を走るかたちになった。前日に撮った写真では、ランコースはこのような感じ。

徳之島トライアスロンのランコース

何となく沖縄の離島と変わらないように思った。サトウキビと牧場、たまに道端からヤギが出てくる。映画『秒速5センチメートル』第2話に出てくる種子島のような風景だ。

一直線の農道を北に向かって、昨日観光した「犬の門蓋」から海岸沿いの道に移る。平土野の港、徳之島空港のそばを通り過ぎて、海洋センターでゴール。時間はちょうど正午ごろで、炎天下のなか20km走るのはきつかった。

徳之島トライアスロン、フィニッシュゲート前

南の島で7月に行われるレースは、ほとんど暑さとの戦いになる。エイドごとに水やスポーツドリンクをもらって、ものすごい量の水分を摂取した。ゴール後はスタッフの人が全身に濡れタオルをかけて冷やしてくれる。

徳之島トライアスロン、ゴール後の様子

体力・持久力だけでなく、体温・免疫など極限状態での生体恒常性も試される鉄人レースといえる。

どんちゃんパーティー

レース終了後は、当日中に海洋センター内の体育館でパーティーが行われた。晴れていれば、毎年外の広場で開催されるらしい。

全員ゴールして夕方になると準備が始まり、歌や踊りがメインの「どんちゃんパーティー」。人数も少なくステージが近いせいか、宮古島のときより賑やかに感じた。徳之島出身の有名ミュージシャン、禎一馬(ていかずま)が登場したあたりから会場が盛り上がった。

どんちゃんパーティーの様子

料理は宮古島のカーボパーティーのような争奪戦になることもなく、ビーフンや豚足など名物料理を堪能できた。

どんちゃんパーティーの食事

バイクは今回手持ちなので、レース後に急いで梱包する必要がない。汗や塩気を適当に拭って、明日ピックアップしに来ることにした。

レース後のバイク清掃

どのみち台風でフェリーはしばらく欠航予定。これから数日は島でのんびり過ごすことになる。

台風のため参加者も減少

リザルトを見ると、DNF/DNSも含めて総合順位の上位5%に入れた。どうやら台風直撃の天気予報を見て、参加を断念した人が多かったようだ。結果的に飛行機もフェリーも欠航して、その後2日は島に閉じ込められた。

レース後に仕事を休めない人は、島に入らずDNS不参加というのが常識的な判断だったのだろう。離島レースでは天候により、大幅に旅程が狂うリスクがある。

さいわい今回はその後の予定がなくバイクも手元にあったので、島内をのんびり散策できた。次に渡った奄美大島でも予約便が欠航したので、名瀬港で一泊して観光できた。