ロードバイクで徳之島ツーリング。徳田虎雄記念館や犬田布岬を観光

徳之島トライアスロンの開催後、島に台風が上陸して閉じ込められた。おかげで3日後にフェリーの臨時便が着くまで、島内を観光してのんびり過ごすことができた。

せっかく手元にロードバイクがあるので、レース本番で走れなかった島の南側も回ってみた。徳田虎雄の記念館や犬田布岬など、見学した観光名所をいくつか紹介したい。

新名所の徳田虎雄記念館

トライアスロンの翌日は予報どおりに台風が上陸。開催が1日遅ければ、レースそのものが中止になっただろう。

台風7号の進路

雨風が強いので観光する気も起きず、ほとんど宿で寝て過ごした。最後のランパートが暑かったので、思った以上に体が疲れてダメージがたまっている。

午後はせっかくなので、亀徳港から近い徳田虎雄顕彰記念館に行ってみた。ちょうど今年オープンした真新しい施設で、悪天候で他に観光客もいなかった。こんな日でも開いているのはありがたい。

徳田虎雄顕彰記念館

徳之島出身の徳田虎雄については、まったく知識がなかった。たまたま家の近くに徳洲会病院があり、膝の治療で一時通っていたことがある。毎年の健康診断もそこでお世話になっている。全国あちこちで目にする医療法人徳洲会のルーツがわかって勉強になった。

民間人の業績を紹介する施設としては、安藤百福・カップヌードルミュージアムと似たようなスタイル。幼少期の体験から病院設立のコンセプトまで、映像やアニメを使って説明している。

徳田虎雄顕彰記念館の展示室

2階建ての展示室面積に対して、一個人の生涯としてはさすがにコンテンツが少ないようだ。展示物は年表や写真、言行録が中心で、内容の重複も多い。見どころとしては、本人がメモした手帳や、選挙活動で履き古した靴などだろうか。

徳田虎雄顕彰記念館の展示物

興味深い施設だが、わざわざここを目当てに島に来る人も少ないだろう。与那国島にあるDr.コトー診療所ロケ地のような印象。ほかにめぼしい観光スポットもないので、暇があれば亀徳港に寄港したついでに見学するのもいい。

徳之島空港の周辺

レース2日目は晴れたが、フェリーはまだ来ない。予定通り会場でロードバイクをピックアップして、島の内陸部を横断し亀徳港まで走ってみた。

途中で徳之島空港に寄ると、天候・機材の状況によっては飛行機が飛ぶようだ。座席を確保するため、受付には大会関係者を中心に長蛇の列ができていた。

徳之島空港の行列

現在の空港の東は、戦時中の滑走路(浅間陸軍飛行場)だったらしい。一直線の「平和通り」という道路が当時の名残をとどめている。

浅間陸軍飛行場の跡地

亀徳港の周辺

島の東岸に出ると、いくつか高台に展望所がある。断崖だらけの西岸に比べると、こちらは砂浜が多い。レース本番のバイクパートで、ここまで走って島一周できれば気持ちよかったと思う。

徳之島の展望所

徳田虎雄記念館の先には、戦没した輸送船、富山丸の慰霊碑がある。

徳之島の慰霊碑

亀徳港の周辺が島の繁華街で、徳洲会病院もここにある。南の伊仙町まで下ると、のどかな田舎道になり、田畑の先にはビーチが広がっている。

徳之島のビーチ

大会参加者とおぼしき人たちが、外周道路をランニングしていた。観光がてらバイクに乗るならともかく、レースの2日後から走って練習するとはタフな人たちだ。

台風で走行距離が短縮されたとはいえ、連日の疲れで足が痛い。ロードでポタリングすると、筋肉がほぐれてちょうどいいエクササイズになる。

犬田布岬の慰霊塔

途中にある観光的な見どころとしては、島の南西に位置する犬田布岬。ここには戦艦大和の慰霊塔がある。展望台からは、レース前に見学した「犬の門蓋」に続く断崖を観察できる。

犬田布岬の慰霊塔

島の南側をだいたい一周したところで、雨が降りそうなので内陸部をショートカットして亀徳港に戻った。ちょっとした峠のような坂もあるが、徳之島にはそれほど高い山がない。車もさほど多くないので、どの道を走っても快適なツーリングが楽しめる。

徳之島の内陸部

島一周して100km程度。ミドルディスタンスのレースを行うには、ちょうどいい規模だと思う。台風の来ない涼しい時期に奄美群島をフェリーで周遊して、自転車で走り回ってみるのも楽しそうだ。