奄美大島の名瀬港から空港まで自転車で自走。ハブセンター観光

徳之島トライアスロンが終わり、帰りは奄美大島から空路で東京に戻ることにした。名瀬から空港までロードバイクで自走したが、あいにくの雨で予約したフライトは欠航。期せずして奄美でも一泊することになった。

浮いた時間で見学した、西郷隆盛謫居跡やハブセンターの観光名所を紹介したい。

名瀬港から奄美空港までバイク自走

台風が過ぎた後の臨時便で、徳之島を朝3時に出発。奄美大島の名瀬港には、約3時間後に到着した。徳之島の亀徳港より規模が大きく街も栄えている。

早朝からオープンしていたホテルのレストランで朝食を取り、ロードバイクでそのまま奄美空港に向かった。市街地から空港まではバスで1時間くらい。50kmもない距離なので、そのまま自転車で行けるかと思った。

奄美大島、名瀬付近の道路

街の中心部から出ている国道58号の長いトンネルは、自転車で走れるかわからなかったので迂回した。湾岸の道を走っていると、途中からちょっとした峠道になる。内陸部のトンネルはロードでも問題なく通過できた。

奄美にある西郷隆盛関連の史跡

島の内陸部にある田園を抜けると、龍郷湾に抜けることができる。フライトまで時間の余裕があったので、ここから遠回りして西郷隆盛の謫居跡を見に行ってみた。海沿いの道をひたすら北に進むと、西郷松という史跡がある。

奄美大島の西郷松

さらに進むと龍郷という集落に着き、その中に謫居跡がある。道案内が出ていないので場所が分かりにくい。

庭園の中に藁ぶきの資料館がある。どこまでオリジナルかわからないが、実際に西郷隆盛が暮らしていた家だそうだ。徳之島の謫居跡には石碑しか残っていなかった。

奄美大島の西郷隆盛謫居跡

庭から建物は見えるのだが、開いているのかどうか、入っていいのかどうかわからない。後で調べると入館料200円で、観覧希望者は事前の予約(?)が必要らしい。ふらっと立ち寄っても、ほかに誰もいなかった。

一時的な大雨でフライト欠航

先ほど来た道を戻り、山道を抜けて海沿いの道を空港へ向かう。空港線の道路は眺めがよいが、激しく雨が降ってきてずぶ濡れになってしまった。台風が過ぎても島の天候は予測がつかない。

一足しかないランニングシューズがまた水浸しになってしまったので、替えのサンダルくらい持って来ればよかったと思う。輪行でウェットスーツやレースの道具も背負ってきたため、余計な荷物を収めるスペースがない。

通り雨とはいえ雨脚は強い。一応バイクを分解して預けたが、予定通り離陸できるのか怪しい状況だ。保安ゲートを過ぎてスタンバイしていたが、だいぶ遅れて結局欠航になってしまった。

奄美空港

しばらく経つとカラッと晴れたので、フライトのタイミングが悪くて残念。すぐにスマホでバニラエアの翌日便に振替予約しておいた。

奄美空港のまわりにいくつか宿はあるが、高級なリゾートホテルばかり。安宿は名瀬港に戻らないと利用できない。梱包した自転車を組み立てるのが面倒なので、名瀬へはバスで戻ることにした。

奄美観光ハブセンターを見学

名瀬で予約した「パンダのねぐら」という格安ホステルに荷物を預け、街の中を歩いてみた。これといった観光名所が見当たらないので、とりあえず向かった先は奄美観光ハブセンター。

奄美観光ハブセンターの外観

展示内容はB級だが、この地域で暮らすなら避けては通れないハブの生態を勉強できる。数種類の生きたハブ、捕獲されためずらしいハブのほか、被害を受けた人の傷跡写真などが公開されている。

奄美観光ハブセンターの展示室

ウサギや猫を飲み込んだ状態のハブなど、変わった標本がホルマリン漬けにされていた。毒蛇関連ということで、ウミヘビの飼育コーナーもある。

売店では縁起の良さそうなヘビ革の財布や、ハブ酒を購入できる。誰にでもおすすめできる施設ではないが、名瀬で観光客が暇つぶしできるのはハブセンターくらいしかない。

「鳥しん」の鶏飯・鶏料理

夕食は郷土料理で評判がよさそうな「鳥しん」に行ってみた。

鶏飯はもうさんざん食べたので、変わり種の鶏飯ラーメンを注文。具は共通だが、鶏の出汁がきいたあっさりスープのラーメン。おかずとして、焼き鳥にネギがたっぷり乗った「もものひらき」もいただいた。

鳥しんの鶏飯ラーメン

翌朝は市街地のホテルで朝食バイキングをゲスト利用。バイクは梱包したまま、再びバスに乗って奄美空港に向かった。台風上陸から3日後、フェリーも飛行機も度重なる欠航・キャンセルに悩まされたが、ようやく出航して東京に戻ることができた。