XERO SHOESのJESSIEサンダル。タイトな親指をゴム素材で拡張

XERO SHOESのベアフットサンダル、ジェシーをUS9(26cm)のサイズで購入したら、親指の輪がきつかった。無理して指を通せないことはないが、うっ血して痛くなる。いろいろ考えた末、親指の紐を切ってゴム素材で補強する改造を施した。

実寸より少しゆるめになってしまったが、装着時の快適さは大幅にアップした。他のサンダルでも使えるテクニックかもしれないので、加工方法をメモしておこうと思う。

ジェシーの親指がきつい

自分の足のサイズは正確に測ると左26.5cm、右26cmという寸法。スニーカーなら実寸よ1センチ大きめを選ぶのが定石だが、ゼロシューズのサンダルはジャストサイズが合うようだ。

退院後まもなく松葉杖の状態だったので、ショップの店頭で試し履きする気力がない。実際どこのお店に置いてあるかも不明だったので、一か八かで通販を利用することにした。サイズは迷ったが、タイト目のWomen US9(26cm相当)を選んでみた。

届いたサンダルは狙い通りにジャストフィット。ソールの上下長さは足にぴったりだ。しかし想定サイズより足が幅広なのか、たまに小指がはみ出て地面に着いてしまう。

XERO SHOES JESSIE

また、親指のループが自分の足にはきつすぎる。ぐいぐいねじ込めば入るが、そのままじっとしていると締め付けられてイライラしてくる。脱ぐ際はもっと大変で、まるでサイズの小さすぎる指輪をはめたときのように困った状態になる。関節の太くなった部分で引っかかって抜けない。

XERO SHOES JESSIEの親指部分

苦肉の策でループに足の人差し指を通してみたら、こちらの方がまだ収まりはいい。しかし人差し指一本でつま先側を支持するのは、若干不安な感覚だ。歩けないことはないが、指に変な負担がかかりそうで気になる。

XERO SHOES JESSIEを人差し指で履く

通販なのでサイズ違いによる返品は効かない。たとえサンダルでも…いや寸法合わせがシビアなベアフットサンダルだからこそ、店頭で試着してから買うべきだった。毎度のことながら、シューズのサイズ選びには苦労する。

Teva ZILCHとの比較

足の上下がぴったりということは、設計者が意図した寸法より自分の親指が太いということなのだろう。幅もいくぶんはみ出るところを見ると、アメリカ人と日本人の平均的な足の違いが表れたように思う。

以前履いていたTevaのZILCHは親指のループが二重構造になっていた。伸縮性のない素材だが、輪っかを2つ組み合わせることで、サイズにゆとりを持たせつつ強度を高めたのだと思う。

それに比べてゼロシューズのジェシーは柔らかいナイロン製の紐になっているが、伸縮性はほとんどない。幅も細くて、あくまでミニマムな外観と構造のシンプルさを狙ったデザインなのだろう。

加工方法の検討

このままお蔵入りさせるのはもったいないので、思い切って親指の紐を改造してみることにした。裏側の固定個所を観察すると、紐の端部をプラスチック素材で挟んで、ソールのくぼみにはめているだけだ。同じ構造を実現できれば、手製の紐に替えられそうに思う。

XERO SHOES JESSIEの親指固定部分

あるは既存のベース部分を生かしつつ、上に見えているストラップ部分だけ拡張する案もある。具体的には親指の紐をいったん切ったうえで、以下のような加工が考えられる。

  1. ベルクロを重ねて自由な長さで固定できるようにする(足首部分と同じ方法)
  2. ゴム素材のブリッジを追加して伸縮できるようにする(サイズ調整は不可)

手芸用品のユザワヤで素材をみつくろったところ、ゼロシューズの紐とまったく同じものはなかったが、似たようなナイロンの編み紐やマジックテープは見つかった。

XERO SHOES JESSIE改造用品

いろいろ考えた末、今回は見た目のシンプルさを優先して、ゴム紐を重ね縫いして寸法を広げることにした。購入したのは9mm幅のゴムテープ。単純に紐を切って上に重ねるだけだが、ゴム素材なら足が多少むくんだりしても対応できるはずだ。

ゴム紐の取り付け方法

サンダルの親指部分、紐の上部をハサミで切断。

XERO SHOES JESSIEの親指紐を切る

ナイロンの編み目がほどけてバサバサになったところをライターで炙り、溶かして固定する。

XERO SHOES JESSIEの親指ひも

腕時計のベルトやバックパックのストラップなど、長すぎるナイロンベルトを短くする際に使えるテクニックだ。はんだごてを使えばより正確に作業できるが、コテ先が汚れる恐れがある。今回のような単純形状ならライターで十分。作業時は換気に注意すること。

XERO SHOES JESSIEの親指ひも

自分の足に合わせ、元の紐より長めにゴム紐を合わせる。TevaのZLICHを見習って、ゴムテープは2枚重ねて取り付けることにした。元の紐を土台にして、サンドイッチする作戦だ。

XERO SHOES JESSIEの親指ひも加工

手芸用の糸と針で丹念に縫い付けていく。不器用なので縫い方は汚いが、密に縫ったので強度は十分。同じ黒色なので、近寄ってみないと加工の粗さには気づかないと思う。

XERO SHOES JESSIEの親指ひも加工

少し大きくしすぎた

仕上がりを見ると、元の寸法から1.5倍くらい直径を拡大できた。親指を通してみるとちょっとぶかぶか。その代り、サンダルを履く際は手を使わなくても指を通せるようになった。指先を引っ掛けてぐいぐい押し込めば、ゴムが変形してスルッと履ける。

XERO SHOES JESSIEの親指ひも加工

歩く際に少しつま先がぶれる感じもするが、足首はしっかりホールドされているため、勝手に脱げることはない。かかとのパタパタするビーチサンダルのが、前後逆になったような感覚だ。実用上は許容範囲だが、もし気になるなら、もう一度縫ってゴム紐を短縮すればよいだろう。

親指のループがゆるいおかげで、厚手の足袋型・5本指ソックスも履けるようになった。靴下で防寒すれば、10~11月の涼しい季節まで使えるのではないかと思う。

XERO SHOES JESSIEの親指ひも改造後

1か月ほど毎日履いて歩いてみたが、縫い目がほどけたり、ゴム紐が伸びてしまうトラブルは出なかった。フィット感は大幅に向上したので、改造を試してみてよかったと思う。ジェシーと似たような構造のサンダルで、サイズ合わせに困っていたら使えるテクニックだ。